2012-03-11

震災から1年。


ごぶさたしております。

しばらく更新が滞ってしまいすみません。
3月5日から9日の朝まで、急遽カンボジアに行っておりました。
ちょっとかきたいことがたまってしまったので、頭の中を整理しつつ、今回のブログは真面目に。





震災から1年。
被災地では、まだ死亡届を出せずにいる方も多いと聞き、胸が痛みます。
2時46分、その時間は黙祷できずに過ぎてしまったので、今ここで、黙祷します。






私は昨年夏、岩手県陸前高田の復興イベントで被災地の方々を描かせていただきましたが、
瓦礫撤去をしたわけでもなく、支援物資を届けるでもなく、
私のできることは絵を描くという、ほんとうに微々たるものでした。


何の気無しに聞いた質問がお客様を不快にさせてしまうこともあり、
本当に自分の力のなさ、不甲斐なさを痛感。。。

でもそれと同時に、
一枚の紙と一本のペンがあれば、そこにいる人に笑顔になってもらえるということを実感し、
この仕事のやりがいを感じた2日間でもありました。





私のできることは、カリカチュアを通じて人々に幸せになってもらうこと。
とてもシンプルなことです。












今回カンボジアに行ったのは、
弊社の社会貢献のひとつでもあるスクール・エイド・ジャパンへの寄付の、視察ツアーです。
寄付金が現地でどのように使われているかを実際に行って確認するのが目的です。





これには毎年kageさんがお一人で参加されていたものですが、
今年はなんと、初の同行者として抜擢していただきました!!!!





で、なぜおまりが?


そのいきさつをちょっと長くなりますがかかせてください。
以下、おま履歴。







私は大学の頃、教育学科で教員を目指して勉強していました。
子どもと学校が好きで、学校関係の仕事がしたかったんです。

取得した免許は、中学社会、高校公民、特別支援。

大学生活はかなり充実していました。



でも、唯一果たせなかったのは、海外ボランティア。








大学の入り口でパンフレットをもらって知ったんですが、

”地球の歩き方”が企画する、学生向けのボランティアツアーというものがあるんですよ。

発展途上国を中心に、様々な支援をするツアー。
http://blog.arukikata.co.jp/volunteer/taikendan/index.html


当時海外ボランティアが流行っていたというか、よくテレビでもやっていたので、興味はありました。



いくつかコースがある中で目に留まったのは、
「カンボジアの子ども達に絵本を届ける活動」というコース。



単純に、異国の地で子ども達と触れ合いたい。
絵本を届けることで子ども達に笑顔になってもらえるなんて素敵、という理由。
ただそれだけでした。





参加者の体験記からは、キラキラとした充実感、達成感が伝わってきます。


発展途上国の支援として、子ども達に何かしたい、してあげたい、でも、何をすればいいの?
と思っていた私にとって、そのつくられたツアーは単純明快で、安心安全に参加でき、
かつ わくわくするプログラムだったわけです。





でも、両親は猛反対。

「今も地雷がたくさん埋まっているような地に、初海外で自ら好んでいくなんてどうかしてる。」
「何かあったら死んでもおかしくない。絶対、行かせない。」



そりゃあもう、10年に一度の大!喧嘩でした。
親もなかなか頑固なもので、一度だめと決めたら一歩も譲らず。


だめといわれたら余計に行きたくなるもので、想いは募るばかり。。。

(しかも隣でパンフレットをチラ見していた当時の彼氏が、軽いノリでサクッとツアーに参加し、
キラキラして帰ってきたのにも ものすごく嫉妬して悔しい思いをしました。笑)




そんなわけで、半ば躍起になって国内でできる活動を必死に探し、
グローバルフェスタというお祭りにスタッフとして参加。

フェアトレードのファッションショーにも出ました。

↓インドのサリーを着るおまり。

就職活動でも社会貢献で発展途上国の支援を積極的に行っている企業をチェックしたり、
NGO、NPOの活動についても色々調べたりしていました。

(ピースボートの世界一周ポスター貼りもやったなぁ)


大学の授業でも、社会化の模擬授業で取り扱う内容は自由でしたので、
私自身が興味のある発展途上国の支援について調べました。


そこで少しずつ 
・物資を提供することだけでは根本的な貧困の解決にはならないこと、
・発展途上国が支援に依存していること、
・継続的な支援が必要なこと

など、支援の難しさについても知ることになります。








大学3年後半。そろそろ就職活動の時期。

この就職難・・ もしうまくいかなかったらそのまま社員に。。と考え
アルバイトをキッザニアに変更。

それがまた運のつき。



キッザニアのあるららぽーと豊洲には カリカチュアジャパンの店舗があるわけです。
バイト帰りのおまりは、なんとなくそのパンフレットを持ち帰ります。


「へー。教室もあるんだ。描いてもらうより自分で描けるようになれたら楽しいかも」
そのくらいの気持ちでした。



その日帰宅すると、両親がたまたま観ていた「ソロモン流」の話をしてきます。

「りさにピッタリな仕事がテレビでやってたよ!」
「似顔絵をおもしろく描く会社なんだけど~あんた絵描くの得意じゃない?」
「社長がカンボジアに行って子ども達の絵描いてたぞ!絵本届けるより絶対そっちのほうがいいだろ!弟子入りして連れてってもらえ!」




「似顔絵?もしかしてそれってこの会社ー?」('・ω・)つ◇←パンフレット



「!!!」




・・・なんだか今思い返すと不思議なご縁とタイミングのよさを感じずにはいられません。






これまた不思議なご縁で、陸前高田でたまたま寝るところが一緒だった藤田さんというスタッフさんがSAJのカンボジア担当の方で 
今回のツアーで偶然また再会するという。。。

岩手で「カンボジア行きたいんですー!」って話してた頃は、
まさかこんなにも早く実現することになるとは思ってもみなかったです。
このたびは大変お世話になりました。





そんなわけで、長くなりましたが
私の場合、カンボジアに行くこと前提で入社希望だったわけです。


それを入社前からkageさんに地道にアピールしてきた甲斐がありました。笑







SAJの代表でもある渡邊美樹さんが、よく
「ここまで成長できたのは 運がよかった」とおっしゃられていますが、
なんだかそれ、今ならわかります。

ほんとうに、そういうのって、努力とか才能とかを抜きにして、
人生において重要な分かれ道のポイントがひょんなところから現れたりしますよね。


ほんとうに恵まれています。
そういうチャンスは、自分から取りに行きたい。
逃さないように、タイミングは、よく見計らってジャンプ、ときどきスキップしながら邁進していきたいと思います。










なんだか前置きが長くなりすぎてしまいました。
カンボジアでの記録はまた次にします。

なんだか私の中でも 学生時代の気持ちを思い出して ちょっと新鮮な気持ちになりました。
この気持ちを忘れずにいたい!

ああ、なんかテンションがバラバラだ。私もまだまだだな!



ステイゴールド!!





つづく。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

カンボジアお疲れさまでした。


カンボジアへご一緒した千葉にある彩☆みきのです。楽しくて刺激的な5日間ありがとぉございました。



早速!!なんですが3月20日の祭日にモモちゃんと
代官山店へおじゃましますね
たぶん…夕方前になっちゃうと思うけどぉ…

ネット音痴で…
お店へ出てるか見つけられなくて(T^T)
blogへのコメントでお伝えさせて頂きます



居るか?居ないか?…
おじゃましまするの楽しみにしてますね





彩☆みき